慣用句の意味とおすすめの慣用句学習教材

慣用句の意味とおすすめの慣用句学習教材

2024年5月16日

日本語には、「慣用句」と呼ばれる、2つ以上の言葉を組み合わせて、本来の意味とは異なる意味を持つようになった決まり文句です。慣用句は、しばしば固定された表現で使用され、その意味はそのままの単語や構文からは想像しづらいことがあります。例えば、「猫の手も借りたい」という表現は、猫の手が借りられるわけではなく、忙しさや手助けが必要な状況を表現しています。

慣用句の意味

・愛想がつきる:相手に対して興味を失う。
・あいた口がふさがらない:驚きや感心で、次々と話が出てくる。
・あげ足をとる:相手の欠点や失敗を見つけて、責める。
・耳を澄ませる:よく聞いて理解しようと努める。
・絵に描いた餅:実現不可能な計画や理想。
・気が合う:互いに気持ちが通じ合い、仲がいい。
・気が利く:相手の気持ちや状況を察して、適切な行動をする。
・気が重い:憂鬱で、気持ちが晴れやかでない。
・気が散る:集中力が途切れて、他のことに気を取られる。
・気が短い:すぐに怒ったり、イライラしたりする。
・気が触れる:精神的に異常をきたす。
・気が向く:その気になったら、する。
・気が早い:まだ時期が早い。
・顔を立てる:相手の名誉や体面を守る。
・顔を潰す:相手の名誉や体面を傷つける。
・顔に泥を塗る:恥をかかせる。
・三日坊主:物事を三日と続けない。
・三つ指ついて謝る:深く謝罪する。
・三文の徳:早起きすることで得られるわずかな利益。
・三歩進んで二歩下がる:譲歩しながら交渉を進める。
・三転覆四倒:ひっくり返ったり転んだりして、大変な騒ぎになる。
・三頭六臂:一人で多くのことをこなせる。
・四面楚歌:敵に囲まれて、逃げ場がない状態。
・四苦八苦:苦しみもがきながらも、なんとかやり遂げる。
・舌を噛む:うっかり間違えて、言葉を言い間違える。
・舌打ちをする:舌を打って、軽蔑や非難の気持ちを表す。
・舌長三寸:おしゃべりな人。
・舌の根も乾かぬうちに:非常に短い間に。
・舌鋒鋭い:言葉が鋭く、人を傷つける。
・息を呑む:驚きや緊張で、呼吸を止める。

慣用句を学ぶことは、日本語の表現力を豊かにすることにつながります。ぜひ、お子様と一緒に楽しみながら、慣用句を学んでみてくださいね。

おすすめの慣用句学習教材

くもんの「慣用句カード 1」では、31の慣用句を通して、ことばの世界を広げます。分かりやすいイラストで、幼児さんから使用できます。

[カード収録内容]耳にする/耳が早い/耳をうたがう/目をまるくする/はなにかける/口をそろえる/はがたたない/したをまく/ひたいをあつめる/かおから火がでる/あたまが下がる/のどから手が出る/くびをかしげる/くびをつっこむ/むねをかりる/むねにきざむ/かたをもつ/かたをおとす/かたでいきをする/うでがなる/手をやく/へそをまげる/はらが立つ/こしをぬかす/こしがひくい/足がぼうになる/ほねがおれる/いきがあう/いきをのむ/こころにのこる/なみだをのむ

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